貧血防止に大いに役立つことが立証されている南部鉄器

日本の伝統文化 岩手県編です。ぶんぶく茶釜を思い起こさせられる岩手県の南部鉄器ですが、その歴史は17世紀の初め、時の盛岡藩主南部利直が盛岡城築城の折、京都から釜師を召し抱え、茶の湯釜を作らせたのが始まりといわれ、また、水沢の鋳物は、平安時代末期、藤原清衡が近江国から鋳物職人を招き、武具や仏具を作らせたのが始まりといわれている。

南部鉄器の主たる原料は鋳物用銑鉄で、その他漆が使用されております。特徴は“質実剛健”“丈夫で長持ち”これが南部鉄器のイメージです。

また、鉄瓶の錆びを防ぐため「金気止め」は、摂氏900度の炭火の中に30分位鉄瓶を入れて焼く、南部鉄瓶独特の技術です。鉄瓶で沸かしたお湯や鉄鍋で調理した料理には鉄分が多く溶出しており、貧血防止に大いに役立つことが立証されています。

南部鉄器は第二次大戦中に製造が禁止されたために、150人いたといわれる南部鉄器職人が16人にまで減少してしまいました。

戦後はアルミニウム製品の台頭で、南部鉄器の需要が激減して衰退の一途をたどっていたのです。最近になって現状を打破し伝統文化を守ろうという動きも出てきています。

従来のデザインではありませんが柳宗理の南部鉄を使った調理器具が製作されています。

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