1000年以上の歴史を持つ 福島県相馬野馬追

日本の伝統文化 福島県編です。相馬野馬追(そうまのまおい)は、旧相馬藩領(福島県浜通り北部)で、毎年7月23日・24日・25日の3日間開催される神事で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

東北地方の夏祭りのさきがけと見なされ、東北六大祭りの1つとして紹介される場合もある。

相馬周辺の市町村から騎馬武者が集まり、大きな3つの妙見神を神輿で招いて催される祭は、今から1060年以上前、相馬氏の遠祖・平将門が領内の下総国相馬郡小金原に野生馬を放し、敵兵に見立てて軍事訓練をした事に始まると言われている。鎌倉幕府の成立後はこういった軍事訓練が一切取り締まられたが、この相馬野馬追はあくまで神事という名目でまかり通ったため、脈々と続けられた。

明治4年(1871年)の廃藩置県によって相馬藩が消滅して中村県になると、明治5年(1872年)に野馬原の野馬がすべて狩り獲られてしまい、野馬追も消滅した。しかし、原町の相馬太田神社が中心となって野馬追祭の再興を図り、1878年(明治11年)には内務省の許可が得られて野馬追が復活した。祭りのハイライトの甲冑競馬および神旗争奪戦は、明治時代以降の祭事である。

相馬氏は将門の伝統を継承し、捕えた馬を神への捧げ物として、相馬家の守護神である「妙見」に奉納した。これが現在「野馬懸」に継承されている。この祭の時に流れる民謡「相馬流れ山」は、奥州相馬氏の祖・相馬重胤が住んでいた現在の千葉県流山市(旧:下総国葛飾郡流山郷)に因んでいる。

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