2011年の干支は辛卯(かのとう)という兎年ですね

日本の伝統文化 1月編です。2011年の干支は辛卯(かのとう)という兎年ですね。60個ある干支の28番目になります。

干支は60年を周期としていますので、60年前の出来事と同じようなことが起きるとも言われています。

1951年の大きな事件としては、3月に三原山の噴火、4月にマッカーサーがGHQ最高司令官を解任される、9月に日本初の民間ラジオ放送が始まる、10月にルース台風が鹿児島県に上陸して全国で死者572名という大きな被害が。

1891年の大きな事件としては、1月に帝国議会議事堂が全焼、3月には尺貫法からメートル法になる度量衡法が、10月には死者7000名以上という濃尾地震の発生。

兎は穏やかな動物ですから家内安全が、跳躍する姿から飛躍をする年とも思われています。

辛(かのと・しん)
「辛」は十干の8番目、「金の弟」。陰陽五行で「金」性の「陰」に当たります。金は金属や鉄。辛は、宝石や貴金属など小さくて精練された金属を象徴するそうです。
「辛」の字は新(あたらしい)で、草木が枯れて新たな世代が生まれようとする状態を表しているそうです。

卯(う・いん)
「卯」は、十二支の4番目。陰陽五行で「木」性に当たります。季節は春・旧暦の2月、方位は東が割り当てられます。
動物は兎(うさぎ)が割り当てられています。
「卯」の字は「茂る」意味で、草木が地面をおおう状態を表しているそうです。

アメリカには送れないお年玉付年賀はがき!なぜ?

奈良時代には新年の挨拶回りの習慣があり、平安時代になってから挨拶に行けない場合や、遠方の場合には年賀状を出したという記述が残されています。

江戸時代になると一般にも広まり、飛脚が運んでいます。1887年(明治20年)ごろにははがきで年賀状を出すことが定着しています。1月1日の消印を押してもらうために12月26日から28日に年賀状が集中するようになってきました。

ただ、あまりにも急速に年賀状の数が増えてきたために、1899年に年賀状の特別取り扱いが始まっています。

このときまでは元旦に配達するシステムになっていませんでしたが、1906年(明治39年)からは元旦に配達されるようになりました。

1949年からはお年玉付年賀はがきが発売され、1961年からは年賀はがきの消印が省略されています。

年賀状といえばお年玉付年賀はがきでしたが、最近では電子メールで送る人も増えています。これには、1月1日を迎えた瞬間に多くの人が送受信をするので、多大な負荷がかかるために通信や通話に制限を設けている電話会社もあります。

こぼれ話ですが、お年玉付年賀はがきはアメリカに送ることが出来ません。アメリカでは外国の宝くじを購入してはいけないという法律があって、お年玉付年賀はがきは宝くじとみなされているようです。

子孫が代々繁栄するように願って鏡餅をかざりましょう

日本の伝統行事には本当に沢山ありますが、発展していく伝統行事もあれば、次第に姿を消していく伝統行事もあります。

1月の行事の中で次第に減っているものとして、門松、注連(しめ)飾り、鏡餅などがあります。そもそも元旦は特別な「晴れの日」でしたが、デパート、ショッピングセンターや外食産業が次第に元旦から営業をするようになってきてから、普段の休日と変わらなくなってきましたね。

でも、日本の伝統行事を伝えるとは行かなくても、日々のけじめとしてお正月や元旦を家庭内で意識することも決して悪いことではないと思いますよ。

きっと、お正月のお年玉の習慣は残ると思いますので。

中でも鏡餅は簡単に手に入れることが出来ますし、費用も場所もそれほど必要ありませんのでぜひ行ってください。

買ってきた鏡餅をそのまま飾るのではなく、子孫が代々繁栄するように橙(だいだい:ミカン)を乗せます。末永く繁栄する様にと願って古い葉と新しい葉が一緒に成長するシダの葉の上に鏡餅を乗せます。シダの下には一年の繁栄を願って赤い縁取りがされている四方紅を敷きます。

地域によって鏡餅の飾り方は違うでしょうが、最低限はやって欲しいですし、家庭の伝統として行って欲しいですね。鏡開きは1月11日です。

お正月太りを解消してくれる七草粥

1月7日は七種類の粥を食べることから七草の節句と呼ばれていて、一般的には七草粥の日と呼ばれています。

お正月にご馳走を食べすぎた身体を癒してあげるために、七草の粥を食べると思っている方も多いでしょうが、昔の人は良いことを考えたものですね。

伝承では動物を殺さないようにしたことの名残なのです。1月1日は鶏、2日は犬、3日は猪(豚)、4日は羊、5日は牛、6日は馬で、7日は人を殺さない日として、犯罪者の刑罰を行わない日となっていて、野菜を食べたそうです。人日の節句とも呼ばれています。

現在春の七草はせり、なずな「ペンペン草」、ごぎょう(母子草)、はこべら、ほとけのざ(おおばこ)、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)をさします。7日の朝に七草粥を食べると1年中病気にかからず寿命ものびるといわれています。

この日は七草を浸した水に指をつけて柔らかくしてから爪を切ると、その年は風邪をひかないといわれています。

特に年末年始にあまり動かずにいて、いわゆるお正月太りをされた方は七草粥を1月7日の朝だけでなく、しばらく続けてみることも決して悪くはないと思いますね。

七草だけの粥では寂しいと思われる方は鶏肉を入れると良いでしょう。メルシーですが身体も温まりきっと満足いただけると思います。

大人の自覚を持たなければならない成人の日

1月の行事として成人式があり、1月第2月曜日が成人の日として国民の祝日になっています。

1月第2月曜日に制定された2000年までは、1月15日に行われていました。この日は小正月で元服の儀式が行われていたことに由来しています。

元服とは成人式と同じように、子供から大人になる通過儀礼として行われていたもので、室町時代には武家社会だけでなく一般にも広まっていたという記述が残されています。

ただし、元服の年齢は20歳ではなく、通常は12歳から16歳の男の子に行われていた儀式です。年齢に幅があるのは先祖からの伝承や、一族の諸事情によって異なり、跡継ぎが途絶えるような場合には幼少であっても元服が行われていたようです。

江戸時代に入ると男の子だけでなく、女の子も元服と称して、結婚と同時に行われてたようです。地味な着物を着て、化粧も厚化粧になり、お歯黒や引き眉がされるようになります。

現在でも振袖を着れるのは独身の女性だけという風習が残っているのもこの影響かもしれません。

成人式を選挙権が与えられ、お酒が飲めて、タバコが吸える年齢になったと考える人が多くなった背景には、高校を卒業して就職したり、まだ大学生で親のスネをかじっていたりして、生活環境の変化が少ないことにあるのではないでしょうか。

18歳での成人式も悪くないような気がしますが、いかがなものでしょうか。

雑煮っていろいろなものを入れて煮ても良いのかな?

日本の伝統文化 1月編です。お正月に御節料理を食べずに過ごす人も多くなっているでしょうが、雑煮だけは食べている人って結構多いのではないでしょうか。

雑煮という漢字を見ると、何を入れて煮ても良いように思えますが、実際に江戸時代にはお餅も入れますが、お餅以外にも様々なものを入れていたようです。

お餅にも、島根県ではおしるこではないかと思ってしまうほどのあんこの雑煮もあれば、白味噌とあんこ餅で作る香川県、鮭とイクラの親子が入る新潟県、赤味噌仕立てのかぶら雑煮の福井県、クルミだれをつけてたべる岩手県など、全国的に眺めてみますと本当に雑煮という気がしてきます。

さらに、京都では白味噌仕立てで丸餅を焼かずに煮ます。関東では角餅(のし餅、切り餅)をしょうゆ仕立ての汁にいれます。

でも、地域によって千差万別ですが雑煮がお正月の大切な食べ物であったことは間違いないようです。香川県があんこ餅を入れるのは、希少なお砂糖をせめて正月に食べたいという希望の表れだったようです。

雑煮の由来は、神様にお供えしたお餅を若水(1年で一番最初に汲んだ水)で作った神聖ものなのです。日本の伝統文化が少しづつ薄れてきてはいますが、残されている風習の意味を知って伝統文化の良さをか少しでも味わって欲しいと思っています。

お年玉の金額はいくら?何歳まであげるといいの?

お正月の行事にお年玉があります。

どうして「お年玉」というかといえば、昔は飴玉をお正月にあげていたので「お年玉」と呼ばれるようになったという説もあります。

また、「たま」は「たましい」のことで、お正月に神様にささげた供え物(特に鏡餅)を下げて分け与えたという説もあります。

いづれにしても、お年玉の習慣は武家社会の時代には始まっていたようで、武士には刀が上司から贈られ、町人は扇を贈ったという記述も残されています。

お年玉の金額が気になるところですが、自分の子供に与える場合と親戚や友人知人の子供さんに与える場合では当然違ってくるでしょうが、目安としては小学校入学前までは1000円、小学生が1000円〜5000円、中学・高校生が5000円から10000円になっていますね。

大学生や社会人の場合は、お年玉をあげないケースもありますが、もしあげるとしたら10000円程度ではないでしょうか。

お年玉をお金ではなく、図書カードや文具カードなどで贈る場合もあります。

個人的な意見ですが、お年玉を大切なパートナーにプレゼントしても結構喜んでもらえるのではないでしょうか。金額や品物についてはパートナーとの関係によって考えていただけるといいでしょうね。

日本には夫婦になるとプレゼントの行為が非常に少ないようですから、家庭円満のためにも試されてみてはいかがでしょうか。

1年間を無病息災に過ごすことが出来る御節(おせち)料理

1年の一番最初に食べるご馳走が御節料理(おせちりょうり)ですよね。

最近はお正月からファミリーレストランで食事というような家庭も増えてきているのではないでしょうか。しかし、日本の伝統文化としては簡素でも良いから御節料理を食べて欲しいものです。

御節料理の代表的なものとして

豊作を願って田畑の高級肥料として使われていたごまめ(片口イワシの稚魚)。
子孫繁栄を願った数の子
まめに働き、まめに暮らせるようにと願った黒豆。
豊作のときに飛んでくると言われる黒い瑞兆に形状が似ている牛蒡(ごぼう)。
祝儀用としてめでたい紅白のかまぼこ。
知識が増えることを願い見た目も豪華な伊達巻。
金塊のように見える栗きんとん。
喜ぶの語呂合わせから昆布巻き。
福が多からんことを祈願したお多福豆。
お祝いの水引をかたどった紅白なます。
先を見通すことが出来るレンコンの酢の物。
出世を祈願して出世魚の鰤(ぶり)の焼き物。
長寿を連想させる海老の焼き物。
鰻登り(ウナギ登り)から出世を連想させる鰻の焼き物。
めでたいの語呂合わせから鯛(たい)の焼き物。
子芋が沢山つくことから子宝を願って里芋。
大きな芽が出ることから出世を祈願してくわい。
福が溜まることを願ってトコブシ。

まだまだsるでしょうが、これらの料理を薬酒である屠蘇と一緒に食べると健康で恵まれた1年になるされています。

ぜひ、少種少量で結構ですから、日本の伝統料理を1年に1回は食べていただきたいものです。

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