仮面を被ったミュージカル 「能」と「狂言」

日本の伝統文化として「能」や「狂言」がります。現在では家元があって芸術の域に達していますが、本来は奈良時代に始まった大道芸の猿楽なのです。

室町時代に観阿弥・世阿弥親子によって、舞台芸術としての「能」として完成させたのですね。踊りと歌で表現する「能」は仮面を被ったミュージカルといえるのではないでしょか。歌舞伎と並んで世界的に高い知名度があります。

能は「俳優(シテ)」を中心にしてワキ方と狂言方によって演じられ、音楽を担当するのが囃子方です。

能は通常の演劇のようなリハーサルは行わず、しかも1度きりの公演という独特の特徴を持っています。事前のリハーサルは1回だけで、これは能が即興芸術であるから、お互いを知り合うことはデメリットになると考えられているからです。

能は「幽玄」や「妙」を表現しているといわれますが、シテが演じるのは主に神や亡霊、天狗、鬼などの超自然的なものです。ワキはシテの思いを聞き出す役割を演じて、僧侶役であることが多いです。
狂言方は、能が前場と後場に分かれているために、シテが装束を変えたりします。その場をつなぐために能の物語にまつわる古伝承や来歴を語ります。

能で使われる能面は鬼神、老人、男、女、霊の5種類に大別されています。鬼面としては般若は有名です。役者の芸と能面作家の腕によって、一つの面から深く様々な表情を見せることができ、仮面劇としての能を今日までも支えている。
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神の意志を伝えたり人からの願望を神に伝える 神楽

日本の伝統文化 芸能編です。神楽(かぐら)は、神道の神事において神に奉納するために奏される歌舞。神社の祭礼などで見ることができ、まれに寺院で行うところもある。

「かぐら」の語源は、「神座」(かむくら・かみくら)が転じたものとする説が一般的である。
神座とは「神の宿るところ」「招魂・鎮魂を行う場所」を意味し、神座に神々を降ろし、巫・巫女が集まった人々の穢れを祓ったり、神懸かりとなって神の意志を伝えたり、また人の側からは願望が伝えられるなど、神人一体の宴を催す場であり、そこでの歌舞が神楽と呼ばれるようになったと考えられている。
古事記および日本書紀においては、岩戸隠れの段でアメノウズメが神懸りして舞ったという神話が神楽の起源であるとされる。
アメノウズメの子孫とされる猿女君は宮中において鎮魂の儀に携わっており、このことから神楽の元々の形は招魂・鎮魂・魂振に伴う神遊びであったとも考えられる。

神楽は、宮中で行われる御神楽(みかぐら)と、民間で行われる里神楽(さとかぐら)に分けられる。里神楽は民俗芸能研究の第一人者である本田安次(1906-2001)がさらに大きく巫女神楽・出雲流神楽・伊勢流神楽・獅子神楽に分類した。
これらの流れを汲んだ神楽が各地に存在する。しかし、この分類では不都合なことも生じてきており、近年里神楽の分類方法の見直しも考えられている。
近代に作られた神楽もあり、その中には多くの神社で行われているものもある。
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